蚊に刺されて健康になるように、毒キノコも又似たような役目を持っているのだが、やはり、医学界からは単なる毒物でしかなく、まさか、毒キノコが人に役たつ使命を持たされているとは想像すらしていないだろう。
通常、毒キノコを好んで食べる人はいないが、たまに、間違えて食べて中毒になることは間々ある。
私は間違えたわけでは無いが、毒キノコかもしれないなあと思いながら、少しだけたべてみたが特に変化を感じなかったので、又、家族の誰も食べようとしなかったので残り全部、そう量にして20ケくらいを炒めて食してみた。
すぐには何の変化も無かったが、暫くすると、何となく視界が暗くなり、立っているのが難しいくらい平衡感覚がおかしくなってきたので、寝ることにした。
気分はもちろん優れないが意識がもやっとした感じで冴えないが、何処かが痛いとか、息苦しいとか、動悸がするとかいうのは無かった。
それで三日が経ったが良くなる兆しは無かった。
思うに、腸の中にまだキノコの毒が残っているに違いないと思ったので浣腸する事にした。
方法はかって読んだ明治時代の頃の方法を思い出しながら、なんとかフラフラしながらも周りの道具で使えそうな物を集めてみた。
水道のホースにコンプレッサーの接続金具を取り付け、ホースの元を蛇口に繋ぎ、トイレまでホースを引いてきて、私は便座に座り、少しだけ水が出るようにして肛門に金具を差し込んでみた。
金具は先端が細く丸みがあるのでピッタリだったが、水が冷たくて体内に入ってくると思わずキュッとなってビックリした。
冷たい水ではなくてぬるいお湯がいいのだが、それには道具不足なので、取り合えずやってみた。
金具を差し込んでからそのまま、お腹が膨らんで我慢出来なくなるまで待ち、もうこれ以上は無理と思った時に、金具を抜くと同時に肛門を緩めると、それこそ、大量に出た。
それを五回ほどすると、肛門がピタット閉まってしまい、金具を差し込めなくなったのにも驚いた。
肛門が無くて、辺り全体が尻と同じ感覚で、肛門の位置が分からない程。
つまり、ここまで、と、体が教えてくれている気がした。
それから完全に回復するまであと三日を要した。
ところが、新聞を読もうとして驚いた。
当時、少し乱視が始まりだしていて一寸読みずらかったのが、完璧にぴたっとはっきりと新聞の字が読めた。
意外な出来事に驚いた。
それで、気付いたというか気付かされた。
どういう事かというと、キノコの毒が、体内の毒素を排出つまり体の浄化をしてくれていた事に。
乱視は体内の薬毒や毒素などの不要物が原因であると判明。
病気は人を健康にするためにあるのだが、医学は取り違えて解釈しているために、今日一寸ややこしくなっている。